不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

あれ?クラウドクレジットは利回りを間違えてた?

 

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こんにちわ、イチロー選手の引退を期に、イチロー選手のユーチューブを見まくってたらいろいろ胸に響き、「僕ももっとがんばらないとな...」と思ったトッティです。

 

さて、クラウドクレジットがファンドの利回りを「期待利回り」から「表面利回り」へ変更すると連絡がきました(計算方法は変わらず、表記のみの変更)。

 

この2つの利回り、意味が全然違うから注意してね! 

 

利回りの考え方は大切なので、簡単に解説してみました。

 

 

期待利回りと粗利回りとは?

 

説明しよう!「期待利回り」とは
投資家が投下する資本に対してどれだけのリターンが期待しているかを示します。あくまで投資家が「事前」に期待している利回りにすぎません。

 

説明しよう!「表面利回り」とは
表面利回りとは、単純に想定収入を購入価格で割った利回りです。粗利回りとも言います。

 

期待利回りは「投資家側が」期待する利回り。一方、表面利回りは「事業者側が」想定する利回りです。

 

利回りについては、こちらの記事(↓)で詳しく解説してますので、よかったら参考にしてみてください。

 

www.investment3000.com

 

クラウドクレジットからの連絡

 

この度、2019年3月26日より、当社にてご提供するファンドの利回りの表記を変更いたします。

【変更点】

変更前:期待利回り
変更後:表面利回り

【変更の背景】


利回りの計算方法自体は、一貫性をもって計算しているため見直しは行いません。

一方で、ファンド毎にばらつきのあるリスクを持っているものに対して、一律に「期待」と表記すると、お客様ごとに当該文言に含意されていると認識をされる意味に幅が生じてしまうと当社では考えました。

一般的に新興国通貨は日本円に対して時間経過とともに直物為替レートが弱含んでいく傾向があると当社は考えており、表示されている利回りはあくまで為替変動を考慮する前のものであることを強調させていただく必要があると考えました。

以上のことから、この度、ファンドの利回りの表記を「期待利回り」から「表面利回り」へ変更させていただくことといたしました。

 

つまり、これまでクラウドクレジットが間違って「期待利回り」と表記していたものを、正しく「表面利回り」という表記に修正した、ということでよろしいかと思います。

 

投資は「純利回り」で考えよう

 

投資は「期待利回り」と「表面利回り」は参考程度にして、「純利回り」で考えましょう。

 

説明しよう!「純利回り」とは

純利回りとは、そのファンドの取得にかかったすべての費用(手数料、税金など)を考慮した利回りです。実入りに対する利回りと考えると分かりやすいです。

  

投資では、投下した元本を回収することが目的のため、想定収益のみでなく、すべての費用を考慮した純利回りで判断することが大切です。

 

投資家の方には釈迦に説法でしたね。上から目線みたいになってしまったらすみません。

 

このブログは投資初心者の方も見てくださってると思いますので、念のためでした。

  

 

※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。