不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

不動産クラウドファンディングをデータで見る

 

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会社を辞め個人事業主になってから、営業の電話に悩まされてます。

 

先日は、「ぜひ取材させてください」という電話で、よくよく聞くと取材される側がお金を払う「取材商法」。

 

そんなのあるんですね・・・ネットでその会社名を調べると黒い評判がでるわでるわ・・・最終的に、何十万円も請求されることもあるようです。

 

この営業電話、個人事業主の宿命なのかもしれませんが、お願いです、もう本当に営業の電話はかけてこないでください。

 

と、超個人的な話題からはじまりすみません。気を取り直して。

 

不動産クラウドファンディングの「データで見る」シリーズを6回続けてきました。

  

過去のデータで見るシリーズ

 

第1弾:WARASHIBEをデータで見る
第2弾:Joint αをデータで見る
第3弾:CREALをデータで見る
第4弾:Rimpleをデータで見る
第5弾:ASSECLIをデータで見る
第6弾:大家.comをデータで見る

 

これまで調べたのは、WARASHIBE、Joint α、CREAL、Rimple、ASSECLI、大家.comの計6つ。そう、ご存じのとおり、不動産クラウドファンディングはまだ他にたくさんありますが、終わりが見えないのでいったん整理させてください。

 

調べた内容は、各業者で募集された直近6物件の「立地」、「種類」、「平均利回り」、「平均運用期間」、「平均募集額」、「平均劣後出資比率」です。

 

ではさっそく。

 

 

物件の立地・種類

 

物件の立地

 

  • 東京:21
  • 神奈川:4
  • 千葉:3
  • 大阪:3
  • 埼玉:2
  • 兵庫:1
  • 福岡:1
  • 山梨:1

 

東京が21でダントツに多く、次いで神奈川が4、千葉と大阪が3と続きます。

 

不動産クラファンは地方への分散が進んでいるとはいえ、今回調べた業者はまだまだ東京の物件が多いですね。

 

物件の種類

 

  • 区分マンション:16
  • 一棟マンション(アパート):14
  • 店舗:2
  • オフィス:1
  • ホテル・寄宿舎:2
  • 保育所:1

 

区分マンションと一棟マンション(アパート)が多く、その他は店舗やオフィス、ホテルがチラホラと。

 

これは今のコロナの影響もありそうですね。安定している住宅系の募集が多いです。個人的には不動産クラファンでも物流が登場すると激アツなんですが…

 

平均基礎データ

 

6業者の基礎データを平均してみました。

 

6業者の平均基礎データ

 

  • 平均利回り:5.1%
  • 平均運用期間:9.1か月
  • 平均募集額:1.3億円
  • 平均劣後出資比率:26%

 

6業者の平均利回りが5.1%と、意外と高いな~と思いました。WARASHIBE様が高利回りなので、底上げしてくれてますね。

 

募集額が1億円を超えたのは、CREAL先生の影響です。先生は大型ファンドを連発してますから。

 

平均劣後出資も26%とけっこう高いですね。不動産クラファンでは、最近は劣後出資比率が高まっている傾向がわかります。

 

劣後比率に注目している投資家も多いと思うので、業者もけっこうライバルを意識してるのではないでしょうか。

 

ランキング形式で

 

ここからは、各業者別に利回りの高い順、運用期間の短い順などをランキング形式で並べてみました。

 

利回りの高い順

 

  1. WARASHIBE:7.5%
  2. ASSECLI:6.2%
  3. CREAL:5.1%
  4. 大家.com:約4.6%
  5. Rimple:3.9%
  6. Joint α:約3.4%

 

再開発物件で高利回りだったWARASHIBE長者様がダントツで高く、続いて地方のアパートが多いASSECLIという結果に。

 

都心部の区分マンションのRimpleやJoint αは低いという、まあ妥当な結果かと思います。

 

運用期間の短い順

 

  1. ASSECLI:5.5ヶ月
  2. Rimple:6ヶ月
  3. WARASHIBE:8ヶ月
  4. 大家.com:約9.2ヶ月
  5. Joint α:12ヶ月
  6. CREAL:14ヶ月

 

好みのが分かれる運用期間。個人的には短い方が安心かな~と思ってますが、そこまでこだわっているわけではありません。

 

ASSECLI、Rimpleが6か月程度と短めで、WARASHIBE、大家.comが8~9か月、Joint αとCREALが1年以上という結果になりました。

 

募集額の大きい順

 

  • CREAL:約4億円
  • WARASHIBE:1.69億円
  • Joint α:約9千万円
  • Rimple:約5,100万円
  • 大家.com:3,675万円
  • ASSECLI:約3,100万円

 

募集額が大きければ、それだけクリック合戦(抽選なら高倍率)になりにくいと言えますが、CREALがダントツに募集額が大きいです。

 

WARASHIBEも1億越え(ワンピースの懸賞金みたい)、その他は1億円を切ってます。

 

劣後出資の大きい順

 

  1. WARASHIBE:約32%
  2. Joint α:30%
  3. Rimple:30%
  4. 大家.com:約27%
  5. ASSECLI:約12%
  6. CREAL:会員限定

 

ランキング1位から4位までがほぼ30%とけっこう高めですね。周りが高いので、ASSECLIさんがちょっと低く感じてしまいます。

 

CREAL先生は会員限定なのでぼかしますが、劣後比率はけっこう低めです。

 

まとめ

 

以上、これまでの歩みをいったん締めさせていただきました。

 

なんとなくですが、WARASHIBEが利回り、劣後出資比率で2冠、募集額も第2位と奮闘してる様に見えますね。なので人気なんでしょうけども。

 

→WARASHIBE

 

ただ、業者によって力を入れてる部分とそうでない部分もあると思うので(全体で見るべきで)、そのうちの1つの項目を抜き出してランキング化すことに意味があるのかというご意見もあるかと思いますが、僕もそのとおりだと思います。

 

なので、まあ、参考程度にしてくださいませ。

  

\地方のアパートが投資対象/

ASSECLI(アセクリ) 

 

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