不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

【SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo】もう担保は公表しないの?

f:id:investment-totty:20190615221722j:plain

 

あれ?大人気のSBISLにしてはめずらしいな・・・

 

え?何がっすか?

 

6月14日に募集のあった「SBISLカンボジア・モビリティローンファンド1号」、たった2億円なのに、まだ埋まってませんね。

 

期間36カ月、利回り3.8%がネックになってるんでしょうか。

 

★★★

 

そして、旧ファンドの成立を待たず、SBIソーシャルレンディングから新ファンド「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 2号」の募集があります。

 

が!

 

今回も前回の「Neo1号」に続き、担保がわからないのでトッティは投資を見送りたいと思います。

 

2019年3月以降、SBISLでは”個人的に”納得いくファンドがでなくて、投資ができてません。

 

→SBIソーシャルレンディング公式ページ

 

 

「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 2号」の概要

 

  • 投資対象:貸付事業
  • 名目利回り:6.5%
  • 運用期間:12カ月
  • 募集額:15億円
  • 募集開始:6月18日10時~

 

※借り手の詳細は、会員限定です。

※担保は公表されていません。

 

SBISLの担保の記載

 

SBISLのホームページから、担保の評価について引用させていただきました。

 

担保物件の価値の算定方法

■底地、自家利用物件の場合
公的価格指標や取引事例を基に、物件個別の要因を加味して不動産価値を算出します。
■収益物件の場合
地代や家賃などの収益を基に、収益還元法で不動産価値を算出します。

 

あの・・・・・担保は?

 

いや、SBISLには350万円も投資してますし、これまでデフォルトもなく順調で、たいへんお世話になってますよ。でも、

 

評価方法を説明したところで、担保がわからないと意味ナッシング。

 

f:id:investment-totty:20190616095421j:plain

 

以前にも、まったく同じことを書いてますけれども(↓)

 

【SBISL瞬間蒸発!】だが、この担保評価の記載には意味がない

  

ソーシャルレンディングのキモは担保

 

「投資家」も「業者」もご周知のとおり、ソーシャルレンディングのキモは担保ですよ、た・ん・ぽ!

  

匿名化解除以降、最低限、担保がわからないと、投資ができません。どんなにショボい担保だったとしても公表して欲しい。

 

SBISLが開示できない理由は何だろう・・・この先、Neoはずっと非公表かな?

 

あと、ちょっとすみません、天下のSBISL様に向かって、弱小ブロガーの分際でたいへん恐縮ですが、”鑑定評価の手法だけ”を書いて、それっぽく正式に鑑定した”風”に見せるのは、

 

本職から見れば「何もわかってない感じがプンプンして逆効果」なので、この記載はやめた方がいいと思いますが、いかがでしょうか。

 

(トッティのヤツ、庶民のくせにSBISL様に向かって生意気だな。怒られればいいのに。)

 

※あくまで個人的な考えで、本ファンドへの投資を否定するものではありません。

 

ブランド力のあるSBISLなら瞬間蒸発なんでしょう

  

でも、まあ、”実績”と”ブランド力”のあるSBISLならば、今回も瞬間蒸発なんでしょう。

 

前回のNeo1号(担保は公表しない)や、オーバーローン案件(担保<融資額)でも瞬間蒸発したように。

 

金融庁から開示する情報の指導はなく、業者の自主規制にまかせているのが今のソーシャルレンディング。事業者としては何の問題もありませんが、投資家は本当にこれでいいのだろうか 。

 

関連記事

ソーシャルレンディングの安全性って何だろう【法整備の観点から】

 

確かにデフォルトしなければ担保は関係ないけど、性格の悪いトッティは、担保を公表しない理由を勘ぐってしまいます(苦笑)

  

SBISLでは、今後も投資していきたいだけに、僕はちょっと残念ですかね。

  

SBIソーシャルレンディング

   


  

【クラウドファンディング業者一覧】

 

Funds

Funds

荒波にもまれ変貌を遂げるか?話題独占のFunds(ファンズ)を徹底分析 

 

FANTAS funding

FANTAS funding

【不動産鑑定士が解説】FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判・メリット・デメリットまとめ

 

CREAL

CREAL

【不動産鑑定士が解説】CREAL(クリアル)の評判・メリット・デメリットまとめ

  

 

クラウドバンク

クラウドバンク 

【ソーシャルレンディングの実名化の流れは止められない】クラウドバンク実名化対応

    


  

【クラウドファンディング投資額集計】 

業者 投資額 累計分配金
SBISL 3,500,000円 87,754円
オーナーズブック 2,850,000円 38,610円
maneo(109万円期失) 1,910,000円 251,298円
クラウドバンク 1,730,000円 248,394円
CREAL 800,000円 11,125円
LCレンディング 300,000円 10,730円
Funds 300,000円 2,421円
FANTAS funding 300,000円 0円
クラウドクレジット 200,000円 16,846円
SAMURAI 200,000円 0円
合計 12,090,000円 667,178円