TECROWDのリスクとリターン
不動産クラウドファンディングで海外不動産に投資できる「TECROWD」。
最近はモンゴルの高層オフィスファンドで期待利回り8%越えを連発していてます。
個人的なTECROWDへの投資先は、今のところ3ファンドです。内訳はモンゴル中心部の高級レジデンス2つに国内のグループホーム1つ。
グループホームはオペレーティングが必要な「事業用不動産」かつ当ファンドは既に稼働している施設ではなく、これから開発する「開発型」です。
海外ファンドもそうですが、TECROWDはある程度の不動産リスクを取って高利回りを狙いたい人向けの事業者ですね。
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンですが、その中でも攻めたい人がTECROWDの海外不動産や事業用不動産を選択するんでしょう。
とはいえ、TECROWDは
- 優先劣後構造を採用したり
- 既に売却先が決まっていたり
- モンゴル案件はウランバートルの中心地で立地が良さそうなので(僕はモンゴルのことは良く分かりませんが)
リスク対策は講じられている分、あとは投資家がリスクとリターンをどう見るか、だと思います。
個人的には海外やヘルスケア施設など、高利回りを求めてTECROWDは責めた募集をしてくれるので、「利回りの追求と投資先の分散」という目的で投資しています。
なかなか国内の区分マンションで利回り8%は取れませんからね。東京の区分マンションだとなおさらです。・・・といいつつ、最近はそういう事業者も増えてきましたけども。
ただ、国内の他業者はスタートダッシュのキャンペーンとして高利回りをしているケースが多いので、純粋に「リスクに対するリターン」という意味ではTECROWDはある意味健全なのかな、とも思います。
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企業年金、公的年金の投資先としての「不動産」は、国内・海外も含めて緩やかに増え続けています。
ちなみに企業年金は規制がありませんし、GPIF(公的年金)は「5%」の枠がありますが、まだ枠を使い切っていません。
※GPIFでは資産全体の5%を上限にオルタナティブ資産(インフラストラクチャー、プライベート・エクイティ、不動産)の運用を行うこととされている。
企業年金や公的年金を見ても、国債利回りが低下する中、利回りを稼ぐためにはどうしても海外の不動産投資は積極的に継続せざるを得ない状況です。
これから金利が2%越えれば不動産投資ではなくなるのですが、皆様のご想像どおり、今のところ現実的ではないのは明らかですし。
それに日本では地震、水害などの災害が多いですからね、すべて国内不動産でいいのかというと、そうでもないのかなと。
ただ、ご存じのとおり海外不動産には
- 為替リスク
- マーケットや個別物件をどこまで理解できるか?
- 不動産運用に関する法務や税務の違い
- 運用への理解度
などのハードルもあります。
例えばバブル期にはアメリカのエクイティ部分に投資してるのは、お金を持っているアラブか日本企業だけでしたが、バブル崩壊でほとんど手放さざるを得なくなりました。
そういう意味では、海外不動産にもある種のブームが存在するので、慎重な選択が必要かとは思います。
※TECROWDは自社施工・監修、円建てでの一括借り上げ契約などでリスクヘッジしています。
このようなリスクとリターンを天秤にかけつつ、今後もTECROWDで投資を続けていきたいと思います。
\高利回りの新興国に円建投資!/
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