不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

不動産クラファン業者がやってくれることと自分でやること

 

こんにちわ!日曜昼、皆様いかがお過ごしでしょうか?関東は雨が続きますね~。お花見に行けないまま桜が散ってゆく・・・。

 

さて。今回は不動産クラファンの新ファンドがどうこうではなく、初心に戻って「不動産クラファン業者がやってくれることと自分でやること」というテーマでだらだら書いてみたいと思います。

 

言うまでもありませんが、不動産クラファン投資では事業者が将来の収益を期待して不動産を購入し、その賃料や売却益を投資家に分配しています。

 

不動産クラファン投資にもリスクはあるのですが、そのリスクを事前に把握するため、不動産クラファン業者は投資家に代わって事前に次のような調査を行ってくれています。

 

<不動産クラファン業者がやってくれること>

 

●市場調査を行う
不動産クラファン・・・というか不動産投資をする前には、市場調査を必ず行います。市場調査には、物件がある地域の不動産相場、需要と供給のバランス、将来的な開発計画などを調べることです。市場調査によって、物件の価値を把握する前提となる市況を把握できます。個人的にはここを厚く調べて公表してくれる事業者さんは好印象です。

 

●物件の状態を確認する
不動産クラファン事業者が物件を購入する前に、物件の状態を確認します。特に修繕や改修が必要な場合、修繕費用や改修費用が投資家にとって負担となることがあるため、事前に確認することが必要になります。

 

●収益性を考慮する
不動産投資では収益物件に投資します。当たり前のことを書きましたね。収益物件とは他人に貸し出して賃料を得る物件のことで、収益性が重要なポイントとなります。収益性を確認するために、賃料や入居率、物件の維持管理費用、地方税などを調べます。

 

●資金計画を立てる
不動産を購入するには多額の資金が必要です。購入資金のみならず、修繕費用や税金、管理費用などの諸費用もかかるため、事前に資金計画を立て、必要な資金を把握し、その中ならどれだけ投資家に負担し、どれだけ自社で賄うかなどを確認することが必要です(優先劣後方式)。

 

●リスク管理をする
不動産に限ったことではありませんが、投資にはリスクがつきものです。そのため、投資家はリスク管理をすることが必要です。物件が購入価格を下回った場合の対応策や、災害などのトラブルが起きた場合の対応策を事前に考え、リスクマネジメントまで事前に公開してくれるクラファン事業者もありますね。

 

こんな感じでクラファン事業者がやってくれることをつらつら書いてみました。

 

こうして書いてみると、クラファン業者は事前にたくさん仕事をしてくれていることがあらためてわかります。投資家は物件回りは何にもやらなくてもいいという(笑)。

 

でで、次は投資家が自分でやることについて書いてみます。

 

●予期しない事象に備える
不動産クラファン投資において、予期しない事象が発生する可能性はゼロではありません。例えば、テナントからのクレームや突然の修繕が必要になった場合、市況の急激な変化のため物件が売れなかった場合などです。そのため、僕たち投資家は念のため投資前に万が一の場合に備えてお金を入れすぎない(緊急時の資金を用意しておくこと)が大切だと思います。

 

●法律や税金の知識を身につける
不動産では法律や税金の観点からも注意が必要です。例えば、賃貸借契約の作成や解約、税金の申告などにも法律が絡んでいますし、金商法、不特法、あとは鑑定評価も法律に基づいてますね。そのため、投資家自ら法律や税金の知識を身につけることは自分の身を守ることにつながるのではないでしょうか。

 

以上が僕が考える「不動産クラファン投資において不動産クラファン業者がやってくれることと自分でやること」でした。

 

まとめると事業者も投資家も、投資前に十分な調査や計画を行い、将来的にお互いウインウインになれるように準備が必要ですね、という記事でした。

 

それではよい一日をお過ごしください。

 

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