【重要】SBISLの貸金業者としての融資条件【リコースローン・ノンリコースローン】
投資用の不動産市場では物件価格の高騰が続き、安易な高値圏での取引が見られなくなりました。
不動産市場の物件の量・質ともに低下している状況が長期化するなか、メガバンクのみならず、
その他の金融機関でも「ノンリコースローン」に対する物件の選別は、慎重な姿勢にならざるを得ないと想像がつきます。
ノンリコースローンは、返済原資は「担保物件のみ」だから、担保の査定が重要になるね。
それはソーシャルレンディング(貸金業者)も例外ではないでしょう。
よって、「ノンリコースローンであるか、リコースローンであるか」は、投資家が投資判断をするうえで、重要な判断要素になります。
では、ナンバーワンのソーシャルレンディングであるSBISLの融資は、ノンリコースローン・リコースローンのどちらでしょうか?
以前、本ブログにコメントいただいた内容をもとに、SBISLに問い合わせてみました。
SBISLへの質問
教えてください!
- 随時募集の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo」
- 常時募集の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」
について、SBI⇔業者、業者⇔エンド貸付先は、「リコースローン」、「ノンリコースローン」のどちらですか?
SBISLからの回答
弊社と借手(第三債務者を含む)はリコースローンになっております。ノンリコースローンではございません。
★★★
ということで、結果はリコースローン。
つまり、返済原資は担保物件のみに限定されない(借り手の全財産に及ぶ)ということになります。
知らなかったのはトッティだけ?勉強不足ですみません!
物件が枯渇するなかの担保<貸金業者の回収能力
リコースローンであれば、物件が枯渇する現在の不動産市況のなかで設定された担保よりも、貸金業者の回収能力の重要性が高くなります。
担保 < 貸金業者の回収能力
リコースローンであることが確認できたので、回収能力に実績があるSBISLに投資するうえで、安心材料が一つ増えました。
金利・ソーシャルレンディングの融資条件にも着目
ソーシャルレンディングでは、2年間投資を続けてます。
これまでの2年間で、ソーシャルレンディング各社のリスクマネー(シニア、メザニン、エクイティ)には、特段大きな変化は見られませんでした(よね?間違ってたらご指摘ください)。
また、ソーシャルレンディング各社で融資条件(LTVなど)についても、大きな動きはないものの、今後は金利の上昇リスクなど不動産市況悪化の予兆もみられます。
貸金業者としての融資リスクには、米中貿易摩擦やスルガ銀行・レオパレス問題もあるでしょうが、リスク要因として融資にダイレクトに影響するのは、やはり「金利」でしょう。
金利の動向を中心に、今後も引き続きソーシャルレンディング(貸金業者)の融資姿勢の変化にも着目していきたいと思います。